2 回目の喜界島訪島

オオゴマダラ – 黄金色のさなぎに由来する名

黄金色のさなぎ期を送るチョウがいると聞いた。
オオゴマダラというチョウだ。
喜界島の観光案内などによく掲載されている。

オオゴマダラとは 「さなぎが黄金色のまだら模様」 ということに由来した名前である。
とても貴重なチョウで、捕獲すると罰金を 1 万円取られるという、本当か嘘か判らない話もある。

偶然にも、遭遇した。

そんな貴重なチョウであるが、喜界島内を観光していた際に、偶然にも見かけることになる。

ひらひらと独特な飛び方をするので、撮影にはとても苦労した。

オオゴマダラは、紙のようにひらひらと飛ぶ。
その飛び方が 「新聞紙が風に舞っている」 ように見えることから、新聞蝶と呼ばれることもある。

ようやく地面近くに来たと思ったら、なんと 2 匹いた。

偶然にもしっかりと撮れた 1 枚。

黄金のさなぎに出会う。

オオゴマダラの集まる家があるという。

何でも、庭にオオゴマダラの好む 「ホウライカガミ」 が植えてあるので、それを目当てに集まるらしい。
オオゴマダラはそこで産卵をし、さなぎ期を過ごし、チョウとなって羽ばたいていくという。

早速、伺った。
すると、あった!
卵もさなぎもたくさん見つけることができた。

さなぎは、本当に黄金に輝いていた。

せっかくなので、オオゴマダラについて色々と調べてみた。

羽根を開いたの横幅は 130mm にもなるそうだ。
日本最大のチョウの 1 つ。
成虫の寿命はチョウにしては長く、数ヶ月間生きることも多々ある。
幼虫はガガイモ科のホウライカガミを餌とする。
ガガイモ科の植物には毒があるため、この毒が成虫に育った際にも体内に残っていて、鳥に襲われることがあまりないらしい。

私は、あまり虫が得意ではないため、こんなにしっかりとチョウを見たのは初めてかもしれない。
さなぎの美しさは、ぜひ一度は見ておくべきである。