上の写真は、奄美空港だ。
そう。私は既に喜界空港を発ち、奄美空港で乗り継ぎ便までの時間を過ごしていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、日常へ戻りゆくための時間である。
喜界空港までは、妻の親戚の皆さまが集結し、お見送りをしてくれた。
これには、とても感動をした。
喜界空港には、屋上がない。
その代わりに、入り口に向かって右側に屋根のついたテラスのようなものがあり、そこから旅立つ人を見送ることができるようになっている。
飛行機が離陸のため滑走路に向かったとき、テラスでは親戚一同が手を振ってくれていた。
横を見れば、空港の従業員までが手を振っている。
「すごい!ディズニーランドみたい!」などと思いながら、別れを惜しんだ。
奄美空港での待ち時間は、およそ 1 時間 30 分。
その間、私たちは奄美空港の中のレストランで軽く酒を飲み、カレーを食べた。
その後、奄美空港から出て、空港前のエリアを少しだけ散策した。
散策といっても時間がほとんどないので、空港前ロータリーをぐるりと一周しただけであるが・・。
南国らしい、少し湿った空気を感じながら、「この後の飛行機に乗ったら、もう東京か。」などと、哀愁漂わせながら、日常への回帰を拒んでいた。
そう。翌日からはまた仕事。
夢のような時間が、あっという間に終わってしまった。
また、来よう。
そう決意し、ゆっくり空港へと戻っていった。
