喜界島ドットコム 【珊瑚の石垣 - 映画のような佇まいをみせる路地】

珊瑚の石垣

珊瑚の石垣 - 映画のような佇まいをみせる路地

上の写真の両側の写る塀は、全て珊瑚でできている。
喜界島は年々隆起しているため、海岸沿いには死滅した珊瑚が多数存在している。
過去にはそれらを利用し、このような珊瑚の石垣を組んでいた。

今では珊瑚の石垣を作れる職人が減ったため、新たに作られることはほとんどないとのこと。

その佇まいに、思わずみとれる。

実はこの日、「今日は珊瑚の石垣を見にいこう!」 といってここを訪れたわけではなかった。
他を回っている道々、とても趣のある路地を見つけたため、車を止め、カメラを構えたのだ。

珊瑚の石垣

このまま道を進んでいくと、未知の何かと出会えそうな、そんな気分にさせる。

上の写真をよく見ていただくと判るのだが、右の石垣は、珊瑚と珊瑚の間をセメントのようなもので固定している。
一方、左側の石垣は、珊瑚を積み重ねただけで、固定はされていない。

大方お察しの通り、左側は昔ながらの造り方。
右側は、耐震等を考慮して後から造り直したものだ。

右のものも右のもので、趣はもちろんある。
しかし、昔ながらの珊瑚の石垣には、やはり力強いオーラを感じる。

珊瑚の石垣
珊瑚の石垣


触れてみると、岩のそれとは違う、ごつごつとした肌触りを感じることができる。

珊瑚の石垣に触れる

「ぎゅっ」 と触ると、少し痛い。


珊瑚の石垣を伝って、綺麗な花が咲いていた。

珊瑚の石垣に咲く花

なんという花だろうか。
たまたま通りかかった地元の方に聞いてみた。
親切に答えていただいたのだが、ちょっと忘れてしまった。
小さな花が、ひとつの形を成して咲いている。
何となく、紫陽花を彷彿させる。


ところで、なぜ喜界島には珊瑚の石垣が多く残っているのだろうか。
少し調べてみた。

もちろん環境に恵まれているということもあるが、それ以上に、ハブの存在のことが挙げられることが判った。

死滅した珊瑚は、ハブの住処となりやすい。
ところが、喜界島にはハブが生息していない。
その結果、他の島では危険なハブからの被害を防ぐために珊瑚の石垣を崩してしまっていることに対して、ハブの心配のない喜界島では、崩す必要性がないために多く残っているのだ。


部外者的な意見で恐縮ではあるが、ぜひとも、これからも残していってほしいと思う。

珊瑚の石垣

初めての喜界島訪島

初めての喜界島訪島 - 番外編

2 回目の喜界島訪島

珊瑚

サンゴ(珊瑚)は、刺胞動物門花虫綱に属する動物(サンゴ虫)のうち固い骨格を発達させる種である。宝石になるものや、サンゴ礁を形成するものなどがある。英語からコーラル (coral) とも。

近年、沖縄県八重山諸島近海では海水温の上昇が原因とみられるサンゴの白化現象が発生し、大きな問題となっている。サンゴは海水温が30度を越すと、サンゴと共生する褐虫藻が減少し、白化現象が発生する。サンゴは、この褐虫藻の光合成に頼ってエネルギーを補給しているが、これが失われるとサンゴは白化し、長期間続くとサンゴは死滅する。この被害が顕著であった1998年と2007年はマスコミからも大きく取り上げられ、サンゴの危機が全国に報じられた。この海水温上昇の原因は地球温暖化が関係しているとされているが、1998年と2007年は東南アジアからフィリピンの東沖の海水温が上昇するラニーニャ現象が発生しており、八重山諸島近海の海水温も平年より高い状態であり、30度を越す海域も例年以上に広かったことも原因として挙げられている。

また、日焼け止めに含まれるパラベンなどの成分が引き金となり低濃度でもサンゴの白化を誘発することが確かめられていおり、また、藍藻に有害なウイルスの増殖の誘発が同時に確認されているという[1]。 しかし、サンゴの専門家であるRobert van Woesikによれば、この研究は実際の環境を反映しておらず、サンゴは白化を起こすほどの濃度にさらされないだろうとしている[2]。

引用:
サンゴ
フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』
最終更新 2008年6月14日 (土) 11:22